Regret Planet 裏話

現在、Regret Planetを再編し、期間限定公開しています。 (既にみてくださった方は本当にありがとうございます！！！) こちらの記事は下の期間限定公開ページと画集をご覧になってから読んでください。 2021/12/24 追記 公開終了しました。たくさんの閲覧ありがとうございました。 https://miyamarina.com/reregretplanet/ https://miyamarina.booth.pm/items/3159195 私、あとがきでこんなことを書いています。(いきなりあとがきの話) はじめ、この画集を出したときには、自分で描いたのに何を描いているのか正直よくわからないという不思議な思いでいました。 もちろん個々の作品にこめた物語はざっくりあったのですが、それでもちょっとよくわからなかった。 作品の題名もふっと降りてきたものをつけたものばかりでした。 その後、「思い返しても今更」「すべてに等しく絶望していたあの頃に還る ただそれだけの物語」を描き、しばらくして、「ああ、私の描いたものはこういうものだったんだな」と腑におちる体験をしました。 その体験を元に、今回の期間限定公開と作品と物語の断片を収録したpdfファイル配布にふみ切りました。 Re Regret Planet – ページ 7 (miyamarina.com) 「ああ、私の描いたものはこういうものだったんだな」と腑におちる体験をしたと書いてるんですけど、 こうも思うんです。 今回再編してみて、かえってわからないことも増えたなあ……と。 絵は今回、2019年に描いたものを再掲しました。 絵の周りに額縁のように入れているカラーもほぼほぼ変わっていません。 でも、タイトルがなかったものにタイトルを新たに入れたり、最初にコミティアで頒布した画集には入れなかった作品を入れたり、再編の画集には新たに物語の断片を入れたり……… そうしたいからそうしたんですけど、全部全部「この作品に使う文章はこう！！フォントはこう！！！」ってぱっぱぱっぱと…………直感で？つくった感じです。 なんか、作品から「私はこういう存在なの！」って教えてもらった感じ…………ん？え、こわ！！！電波！！！？！← だから、「ここにこのモチーフをあえて入れたくなったのはどうしてだっけ？」とか 「フォントの使い方がちょっと……でも、どうしてもこうしたかったんだよね。。」っていうの多くて……。 ……実は『Regret Planet』以外の絵もそういうの多いんですよね。。 もちろん、私がこういうの描こう！今回はこういうテーマでいこう～！って描いてますよ。 でも、描いてみたら「あああああ最高！大好き！やっぱ私の絵はいいな～～～～」となると同時に「え、ほんとに私が描いたのかな……？」ってなる時も……。。 結構描いた後から「あ！そういうこと！？」って気づいたりします……。 不思議ね～～～。 うん、だから、「美術館」なんでしょうね。 このサイトはポートフォリオサイトというより オンライン上の美術館というイメージで作品発表していきます。 HP開設しました！ (miyamarina.com) これ、絵を発表するなら美術館という安易な考えで言ったんじゃないんです。 絵を展示するのは別に美術館じゃなくたっていいんですよ。 ギャラリーはもちろんですけど、カフェ、美容室、遊園地、近所のおじいちゃんのお家………… 絵を飾れば、そこが展示空間になります。みてくれる人がいて、初めて絵は作品になる。 それで充分なら、わざわざ「美術館」と言わない。 でも、私は描いて納得する形で人にみてもらって、理解しようとしています、自分の作品のこと。 「私から純粋に生まれてくるこの絵(作品)はつまり、なんなのか？」それを知ろうとしています。 んーーー……まあちょっと変な話かもしれないですけどね…… (でもでも、好きに創作している人は一度でもそんな疑問をもったことはありませんか？) 再編したRegret Planetの展示は12月で終わりますが、その後も様々な作品と合わせて展示します。 絵を描くと共に、そういうところにも力を入れていきます。 アイキャッチ：地球がなくなってしまった 2019/3/20